お疲れ様ですシカクドットです。
Toreroさんとの合作「Cocktail Party」の解説記事です。
目次
完成までの経緯
アレンジ
ボーカル
完成までの経緯
前々からToreroさんと合作したいと話をしてまして今回ようやく完成しました。
ToreroさんはVOCARAPを軸にかっこいいのからかわいいのやら様々な曲調を織り交ぜた曲を作っているので「いままでやったこのないジャンル要素で」ということでエレクトロスウィング方面でトラックを作ることとしました。
大体デカい音で鳴っている部分とサビメロが自分、
いい仕事をしているウワモノや間奏、サビ歌詞がToreroさん、
各VOCALOIDの調教とラップの歌詞がそれぞれの担当です。
歌詞の方針はジャジーなジャンルというところから発展して夜やらをテーマに。
シカクドット「ウナちゃんがいるので『大人』やや控えめにお願いします」
Torero「危っぶね!ドエロな歌詞にするところでした」
というやり取りがあったという裏話。
アレンジ
自分はドラムとピアノとベースと金管あたりの大体デカい音で鳴っている部分を担当しています。
固まったかと思いきや難産なところもあったりして、スネアを倍にしたり半分にしたり
若干紆余曲折してます。
最初参考にした曲の影響を受けたりして、ハイハットループ4種類をカットしたりエフェクトかけたりして重ねまくったウワモノを入れてたんですが、情報量がごちゃごちゃしすぎて駄目でした…(なんで参考曲たちはあれでうまくできてるんだ…)
ツッチーツッチーって裏を強調した1つのハットにしただけでいい感じになったんで、重ねまくった苦労はいらなかったですね…
Clap your hands切り刻んだのは、声ネタでリズム作るやつ一度やってみたかったのと、ちょうどDJ感を出していいコラボだったのでやってみました。
この声ネタと一緒に「夜明けまで」というコーラスとラップも重なって、声が3旋律耳に浴びせられるのがいい感じ。
本当はトランペットにユニゾンしたボーカルも加えて4種類の歌詞が聞こえる洪水にしたかった初期構想。
ボーカル
Toreroさんのミク・リン・ルカ・GUMIに加えて自分のウナSugar・Spicyの6人ボーカルなもので、自分の扱った中では過去最高ボーカルトラック数となりました。
ラップとサビでトラック分かれますし、ラップにはダブリング的な加工したユニゾンもありますし、サビのハモリは上と下両方にありますし、サビ終わりにまたラップが重なってますし、1サビ終わりの「イェーイ!」と「うーなっ!」も別トラック処理ですしで、単純なボーカルの人数以外にも十分増える要因ありあり。
サビで一斉に歌ったとき、シンガーが違うと言えども合成音声で音が重なりすぎてしまうかな?と懸念して、トラック単位でタイミングをずらしたり、調教に手を加えたりしています。
例えばサビのミクは十数ms早く、リンは遅くずらしてますし(ウナとかも少々)、
調教では「この月の下で」の「し」が「しぃ~↑」としゃくり強めになってます。
非常に伸びててとても嬉しいです。ではでは。